羊蹄山に登って護符を回収したり、蝦夷地の熊と出会ったり、知らない男と知らない女を取り合ったりしていた篤。ついに仇討ちに向かえるかと思った矢先、死した武士が現れるという屋敷の噂を聞いてしまった。
好奇心を抑えきれず屋敷に向かうことにした篤を待つものとは ──。
幽霊屋敷の怪

富士見屋で聞いた幽霊屋敷に向かう。これは伝承クエストで、クリアすることで新しい鎧が手に入る。装備なんてどんだけあっても良いですからね。幽霊には勿体ないよ。まだ生きてる怨霊が有効に使ってあげようね。

その昔、本土で武勲を上げたとある武者が戦場を離れ、一族挙げて蝦夷地に移住してきた。これで戦とは無縁の生活が送れるかと思いきや、鎧の呪いか、はたまた自身の業なのか、武者は娘に厳しい鍛錬を課したそうな。
娘は厳しい鍛錬を嫌がっていたが、幼い娘がこの時代に父の言いつけに背けるわけもなく、鍛錬は続いた。そんなある日、不慮の事故から娘は父の手によって亡くなってしまう。

それを悔やんだ父が死して怨霊となり、武者の鎧を欲してこの屋敷を訪れる者を殺して周っているという。これが死人武者の伝承らしい。ただただ娘さんが可哀想や。
死霊武者の屋敷

屋敷の中はめちゃくちゃ不気味で、アー とか ウー とか、薄っすらとうめき声も聞こえてくる。あれ、急にサイレントヒル始まりました?ウチが鉄パイプ振り回す JK ってわけ?
しかも屋敷には斎藤一派も来ている。篤と同じように伝説の死人武者の鎧を狙っている様子。先を越されて溜まるかよォ!それにしても斎藤一派何処にでも居るな。ゴキブリかよ。

屋敷の探索を続けることで、親子のことを知っていく。
稽古を嫌がっていた娘が洞窟に隠れていたこと。絵が好きだったこと。父が娘に稽古をさせるために絵筆を隠したこと。それを悔やんでいたこと。父は厳しくしてしまったが、娘に一人で生きていけるチカラをつけて欲しかったこと。父は最終的に気が狂って自害してしまったこと。
父と娘の足跡をたどるように屋敷を探索して、ついに死人武者との邂逅を果たす。
死して尚残る父の想い

死人武者の名前は『富永』さん。彼には篤が娘に見えている様子。違うと言っても聞く耳持たない。蝦夷地、聞く耳持たない人多すぎ!違う言うてるやろ!
富永さんは娘にこれまでの事を詫びてきた。もう稽古しろとは言わないと。存分に絵も描いて良いと。これまでの後悔を詫びてきた。

それでも娘ではないと言い続ける篤に、死人武者は「随分腕を上げたようだ」と言い出した。ん?流れ変わったな?一廉の剣士だと。あ、なんか、やな予感する!!イヤッ!!
あ、あの、父様……?もう稽古はしないで良いって仰ってましたよね?絵を好きなだけ描いても良いって。

「一人で生きていけるか知りたい」
死人武者は娘を自分自身の手で死なせてしまった事を認められず、こうして誰彼構わず戦いを挑んでいるのだろう。もう居ないはずの娘を重ねて。その後悔は文字通り、死んでも死にきれないほどなのだろう。
それならば、せめて娘が父より強くなったことを見せて、安心させてあげよう。娘じゃないけど。

死人武者は娘と斬り合いながら、その成長を喜んでいた。これほど腕を上げたとは、と。篤はつらそうに戦っていた。何度違うと言っても聞かない死人武者に、娘のふりをして戦いたくないと訴えたりもした。全部無駄だった。結局斬り合うしか道はなく、篤は死人武者を斬った。

死人武者は娘の成長に満足して去っていった。その技を褒めて、一人で生きていけると安心して。彼は娘を、本当はそうやって育ててあげたかった。一人で生きていけるチカラをつけてあげたかった。父として。
それはもう決して叶わないことだけど、篤は最後まで死人武者・富永の娘として振る舞って、父を安心させた。

死人武者が去ったあと、あたりの霧は晴れて、墓前に鎧が置いてあった。先程、死人武者が着ていた鎧だ。色合いがどことなく LEGO っぽさを感じさせる。黄色が入っていたら完全にLEGOだった。兜の彼岸花もかなりファンキーなデザインをしている。

篤が着てみると、だいぶ違う見た目になった。というか、これもう面影すらなくない!?同じ鎧とは思えない。
ともあれ、死人武者の伝承をクリアして、伝説の鎧ゲットだぜ!
死人武者の鎧の性能
死人武者の鎧の性能はこんな感じ。
効果 | 内容 |
---|---|
効果 1 | 倒した敵が投げ物を落とす。(確率: 中) |
効果 2 | 近接武器によるよろめきダメージが上昇する。(威力: 中) |
効果 3 | 敵をよろめき状態にすると、付近の敵がよろめきダメージを受ける。(威力: 中、確率: 中) |
近接武器で受け流し系の護符と併用すれば中々強そうな感じ。特に効果 3 は集団戦で威力を発揮しそう。
二刀の達人を探して

次に篤が向かったのは、羊蹄山に住むという二刀の達人。流石にそろそろ刀しか使えないことに危機感を覚えたためである。

羊蹄山を登っていくと、二刀の達人こと半兵衛の家に辿り着いた。こんにちはー!二刀流教えて下さいー!自分やれますんでー!

残念ながら半兵衛はお留守のようなので家を物色する。こちとらドラクエ育ち。人の家のタンスと壺は開けるように言われて育ってきた。
家の中を物色していると、ボロっちい小屋には不相応な上等な刀があった。篤はその刀に見覚えがあるようで触れようとすると、後ろからお声がかかった。やべっ、バレた!

二刀の達人、半兵衛登場。異常なほど大胸筋が発達している。あと左腕がない。もしかして半分だから半兵衛なんですか?と声に出していたら、「いや腕失ったの生まれた後でしょ。」と冷めたツッコミを貰った。そ、そりゃそうか。へへっ……。
半兵衛との修行

実はこの刀、篤の父親である謙吾が打ったもの。篤がそれを伝えると、半兵衛は篤のことを覚えていた。死んだものだと思っていたと。ついでに名前も間違って覚えられていた。
「松か?」「篤な。」のやり取り笑った。
二刀を習いたいと言う松にめちゃくちゃ鋭く唾を吐き捨てた。勢いよ!ノータイムで吐き捨てたところから見て、慣れてるな?普段からそんなことしてるのか?人も来なさそうなのに。

修行はお断りみたいな空気出ていたのだけど、謙吾の娘ということで特別に実力を見てくれることに。こんなところでも生前のお父に助けられる。蝦夷を旅していると、こういうこと多い。
ここからしばらく修行シーン。片手での竹斬りや、半兵衛が投げてくる炭をテンポよく斬るリズム天国修行が繰り広げられた。朝飯が竹の煮汁だったり、わりと最悪の住環境だったけど、修行とはそういうものなのかも知れない。
それにしても、これまでずっとひとりで旅をしていたので、誰かとの生活は心強い。こんな半裸乳出しおっさんとでも。
拭いきれない後悔

修行の途中で篤と半兵衛が語り合うシーンがあって、ここがかなり衝撃だった。

子供の頃の篤が十兵衛ときのこ採りに出かけて、斎藤と出会った話。無邪気にも父が刀匠だと明かし、名前を明かし、斎藤を家まで連れ帰った。斎藤が父を探しているとも知らずに。
この時の斎藤がまた篤や十兵衛の好きそうなイケオジしてるったらない!狼を銃で追い払ってくれて、フレンドリーで、一緒にきのこを採ってくれて、木の下にきのこが群生していることを教えてくれて。篤と十兵衛は、すっかり斎藤に懐いてしまっていた。

斎藤の声を聞いた両親から表情が消えていく様。絶望が追いついてきた感。ここでようやく、物語冒頭でなぜ家が滅ぼされたのかがわかる。幼い篤は何も知らなかったとは言え、これはキツイ。自分のせいで家がバレてしまった上に、斎藤を直接家に招いたのも自分。きつー。

こういうシーンて、よくある展開としては一回帰ってまた襲いに来る、みたいな印象だけど、斎藤はそんな悠長なことしなかった。なんなら後ろに羊蹄六人衆を引き連れてきていて、用意周到さに笑ってしまった。良い悪役だ。それにしても、君たちずっと後ろついてきてたの!?LINE グループとかある?
二刀を収めし者

篤の話を聞いてから、半兵衛はちょっと優しくなった気がする。そりゃそうよね。あんな話聞いちゃったら態度軟化しちゃうよ。そうじゃなきゃ人じゃねえよ。

翌朝、半兵衛は父である謙吾の刀を篤に譲ってくれた。どうせ自分にはもう振れないからと。ありがたい。父の形見がまた増えた。

その後も竹を斬ったり、炭をリズム天国したり、斬った竹の煮汁を飲んだりして、ついに二刀を収めた篤。テッテレー!

半兵衛師匠がお祝いしてくれると言うので小屋に戻ると、お誂え向きに斎藤一派が攻めてきていた。ちょうど良い!二刀の試し斬りがしたかったんよ!対戦よろしくお願いします!
二刀の試し斬りが無事終わって、斎藤一派が十勝ヶ峰から来たということも分かった。斎藤一派についてた土から。地質学者かよ。
次なる目的地は

こうして無事に二刀の教えを収めた篤。次はどこに行こうかな。
二刀を使えるようになったということは武蔵との死合いも決着をつけることができるだろうし、大太刀を習いに行っても良い。今は武器種を増やしたい気持ちに傾いている。
武蔵と大太刀、どっちにしようか……。迷うな……。