次なる復讐のターゲットを『狐』に定めた篤は、狐の棲家である天塩ヶ丘に向かうと見せかけつつ、まだまだ寄り道に余念がない。
ドラクエ 8 でも仲間たちから「お前は本当に寄り道大王!言っても聞かないんだから!」とか言われてたな。最初は注意してくれてたんだけど、ある時からもう諦められてた。
そう、俺は寄り道の怨霊。
俺の愛馬だと思っていた

寄り道の選択肢は無限大と言っても過言ではない。どこに行こうと自由。無限大 Ananta です。無限大 Ananta 本当に楽しみ。早くリリースされないかな。しかし、今日のところは、実は行き先が決まっているのです。えらい。
実は前日に「馬屋に行ったほうが良いよ」とキリッとした顔でアドバイスを貰ったので、素直に馬屋に行こうかと思います。馬がパワーアップしてフライングマウントになったりする!?
馬屋に辿り着くと、主人が馬を逃がしていた。ちょっとー!何してるの!?馬って高いんじゃないの!?と話を聞いてみると、斎藤の手勢が馬を要求してくるらしい。あいつらにこき使われるなら逃がしてやったほうがマシだと。馬に愛情を持っているのだね。チミぃ、素晴らしいね。

などと歓談していると斎藤の手勢登場。貴様らの命がなくなれば、馬に乗る必要もないよねってことでサクッと退治。ここまで 2 秒。ワンパターンすぎる。正直もう斎藤の手勢にはうんざりだね。まともな奴は居ないんかね。
斎藤の手勢が居なくなったということは~?馬は~?取られないのでは~?ってことで、たった今放した馬を捕まえに行くことに。話の展開が早いのは良いけど、二度手間がすぎる。こうなると思ってました。

馬屋の主人とともに、馬を追って池の畔まで来ると、ウッ……頭が……!
幼い頃の思い出

この池は篤が子供の頃、お父と一緒に来たことがあった。その時も、馬屋の主人は馬に逃げられていた。篤はお父と一緒に馬を探して、口笛で仔馬呼び寄せたことがあったのだった。この時、篤はまだ上手に口笛が吹けなかった。
馬屋の主人も篤のこと、お父である謙吾 (けんご) のことを覚えていてくれた。

蝦夷地を旅していると、こうしてちょこちょこ父と母の足跡や、関わった人たちとの思い出に触れることがある。そうして、今はもう会えない父と母を知る。
そこから見える彼らは、義理堅く、人情があり、有能で、誠実で、立派だ。誇らしい。
篤は上手になった口笛で馬を呼び寄せ、馬頭と少しだけ昔の話をした。そして、お父がいつか篤に馬を買ってあげるために、こつこつとお金を貯めていたのを知った。パパ……。

馬屋の主人は好きな馬を一頭くれると言う。篤が旅の道連れとしていた白馬は疲れ切っているから、自分の馬屋でゆっくり休ませてくれるらしい。このおっちゃんになら安心して馬を任せられそう。
馬は、美しい白と、艶のある黒、クッキー & クリームのような灰色から選べた。少し迷ったけど、やっぱり馬と言えば黒!ということで黒にしました。闇夜に紛れるステルス性能も高そうだし。

こうして篤は、本当の意味で自分の馬を手に入れた。
正直、もう最初の馬を完全に自分の馬だと思っていた。もっと早く来るべきだった。ゆっくり休めよ……ウマゴン (元愛馬)……。そして宜しくな、シマちゃん!君の名前は風巻 (シマキ) です。おれの愛馬が~

近くにはお父が昔置いた護符もあって、それも併せて回収しておく。植物の入手量が増える護符。も、もっと早く来るべきだった!

さらには温泉も併設されていて、ちょっとした初心者の館のようだった。もっと早く来るべきだったって!次があるなら、絶対に真っ先に来よう。
決闘に明け暮れる
正式に自分の愛馬を手に入れたことで、寄り道も加速!もう誰も俺を止められねぇぜ!ってことで、次に向かうのは『決闘の木』巡り。詳しいことは前回の記事を読んで頂くとして、『決闘の木』を巡ると最終的にすんげぇ強いやつが出てきて、勝つと奥義が会得できるらしい。
奥義、光る剣、ドラゴンの巻き付いたキーホルダー、これらには世界で一番強い引力がある。何者も抗えない魅力がある。それが手に入る、と分かった時点で、そこを目指さずには居られない。もはやそれは魅力を超えて魔力だ。ワンピースなんて目じゃない。弟子たちをひとり残らず斬り殺して、武蔵も斬り殺して、奥義を手に入れるんだ!!
もしや、武蔵の弟子たちと同じように、自分もとっくに血に魅入られてる……?


ひとり目は前回斬った、えーと、前回斬った……なんとかさん……。スイマセン、ちょっとお名前を失念してしまって……。
えげつない数の墓を築いていたのでおっかなびっくり近づいたけど、なるほど地味な顔に似合わず、特に記憶に残らない雑魚でした。そのマスクはコロナ避けか~?お前の死因は感染症じゃなくてこの斬撃だよ!喰らえ!


ふたり目は賞金首の源蔵。こいつは江口家を殺し、その目玉を鴉に食わせて復讐をしていたため、賞金首として追われることになった様子。
なんでも、津軽家と江口家が仲が悪くて?この人は津軽家で弟が殺されて?その復讐で?江口家の当主は本土で闇討ちされていて?とか……?ちょっと関係ない話しないで貰えます?(全然分かってない
死んだらそのちょび髭、片方だけ剃り落としてやるよ!喰らえ!


三人目。この人たち、基本的に名前ついてないね。浪人だ。無もなき浪人。歴史の間で生まれ、そしてただ死んでいくだけのモブ浪人。十把一絡げの何者でもない者たち。
知り合いの経営者に顔がちょっと似てるよ!喰らえ!
余談だけど、ここは蝶々が異常発生していて、ちょっとキモかった。キャンプ場の夜のトイレかと思った。集合体恐怖症の人はきついかもしれない。


四人目。一切の特徴なし。弱し。この刀を抜くシーン、格好良くて毎回スクリーンショット撮ってしまう。
そもそも顔が見えないよ!喰らえ!


五人目。戦いは一切覚えてないけど、この微妙な髪型が気に入っている。平成頃にこういう髪型の男の人結構居たよね。なんか懐かしい。男でもストパーかけたりしてた。江戸時代にも居たんやな。
刀炙ってヘアアイロンにしてるんか?喰らえ!

五人全員を倒したことで、怪しい浪人が登場!しかもただの浪人じゃない。流浪人だ。緋村剣心と一緒。なんでも、武蔵 (たけぞう) が篤と死合いたがっているらしい。死合の場所を教えに来てくれた。
まさか、それを伝えに来ただけ?メッセンジャー?LINE で良くね?てか、実は貴様が武蔵なんじゃないの?ぼかぁ鼻が効くんだよ?クンクン
再現・巌流島の決闘

武蔵との死合の場は、海の近くにあった。決闘の木にはおびただしい数の短尺。過去に斬った人の名前が書かれているらしい。
近くには先程のメッセンジャー流浪人。こいつが武蔵だ。ほーら、やっぱりね!武蔵だと思ってた!



武蔵について行くと、海辺げの戦いが始まった。剥き出しの岩礁。ぶつかって弾ける白波。ここが俺達の巌流島ってこと!?Fu~、テンション上がる~!!いざ尋常に、勝負!!

熱い戦いを繰り広げていると、武蔵はおもむろに船の櫂を手にした。て、天下無双の宮本武蔵だ!!宮本武蔵は剣の達人として知られているけど、武芸百般、なんであっても使いこなしたという伝承がある。
その極地として剣すら不要と言い出すのだけど、およそ武器とは言えない船の櫂を手に戦い始めた武蔵。ま、まさか、本当にあの武蔵さん……?勝ったらサインとか頂けます……?あ、てか、どこ住み?LINE やってる?

結局、篤は負けてしまった。いや負けてないんだけど、ストーリー的に負けたことになってしまった。負けたのにとどめは刺されなかった。俺様を最も追い詰めたからと。あー……自分のこと俺様って呼んじゃうタイプか……。俺様の美技に酔ってるタイプか……。
おまけに奥義も教えてもらえなかった。どうやら二刀流を会得していないと武蔵に勝つことも、奥義を会得することもできない様子。やれます!自分、一刀流でも貴様に勝てます!と主張してみても駄目。システムが許さなかった。
しゃーなしなので、二刀流を会得したら真っ先に武蔵を殺しに来よう。逃げるなら今のうちだよ。サインだけ置いていってくれれば追わないよ。
護符などを取りに行きたい

さてと、次は何処に行こうかな。
温泉巡りをしても良いし、稽古台で腕を磨いても良い。狼ジュウベロウの様子も気になる。仇じゃない方の狐とも会いたい。スキルポイントには困ってないので、地蔵は今はちょっと良いかな。
そうだ、護符。護符とりに行こうかな。アスレチックが面倒で神社を見つけても見なかったことにして来たけど、そろそろ向き合っていこう。神社の良い部分見つけていこう。
というわけで、次回は神社を巡ります。