前回のあらすじ
奈緒江は、茶会に集まった三人の女性の中から「鉄砲女」を探していた。今井宗久に手土産を渡す和やかな場面から一転、ついに仇が若狭であることを突き止める。かつて父を撃った金の装飾がされた鉄砲が証拠だった。
復讐を遂げた奈緒江は、次なる目的のため、仲間の待つ隠れ家へと戻る。茶の湯と仇討ちが交差する、静かで熱い一夜が明けた。

一段落した仇討ちをご報告

拠点に帰ってとみと話していると、順次郎が抱きついてきた。もうすぐ新しい絵が描き上がるんだって。可愛いねぇ~。できたら見せてね。
鬼をふたり倒したことを伝えると、とみは「幸先は悪くない」と言ってくれた。復讐を促してきた時と言い、とみは結構武闘派だよね。この時代の女はみんなこんなに強かったのか?
謎めく書状と交野城への誘い

仇討ちは今のところ順調に進んでいる。そんな奈緒江と明智光秀が話したがっているらしい。奈緒江 fam の一員が書状を見つけて判明したとのこと。明智光秀が……?今井宗久と話している時に訪ねてきた、あの明智が……?奈緒江と直接の面識はなかったと思うけど、一体なぜ……?
明智光秀は織田信長の家臣筆頭だが、主君に不満がある様子。いつの時代も上司は部下から不満を抱かれがち。
どうやって書状を?と訝しがったが、密偵がたまたま奪った書状が奈緒江宛てだったらしい。そ、そんなことある?奈緒江と会いたがった明智光秀が、わざと奪わせるために書状をばらまいたってこと?獲物が罠にかかるのを待つ、みたいなやり方やね。
順次郎の不安を背に、交野城へ向かう

明智光秀が指定した会う場所は、「ひとり目を殺めた場所」。
百鬼衆のひとり目と言えば、チュートリアルで倒した男だ。交野城に居た、怨霊・井戸良弘 (いど よしひろ) のことだ。正直、かなり印象が薄い。


罠かもしれないけど、他に手がかりもないし、行くしかない。ひとり目を殺めたことを知っているのであれば、他の百鬼衆についての情報も持っているかも知れない。それに、光秀が奈緒江たちを消そうとしているのであれば、書状なんか用意しないで、ここに兵をよこせば済むこと。
ここはあえて、明智光秀の誘いに乗ってみることにしよう……と話していると、そばで聞いていた順次郎が急に立ち上がって、やたらとキメ顔で叫んだ。

「交野に行ってはならん!」
順ちゃん、どちたの~?ダイジョブよ~?と訊いてみると、奈緒江のことを心配してくれている様子。なんて優しい子……!
でぇじょぶだ!ぜってー元気に帰ってくっから!と伝えても順次郎は納得しないようで、どこかに走り去ってしまった。

奈緒江もとみも順次郎の態度に少し訝しんだ。思春期か……?順次郎の態度は気になるものの、今はかまちょしている暇はない。明智光秀の呼び出しが先。
順次郎とは帰ってきてから話をしようと、奈緒江は交野城へ向かうことにした。
今日の一枚


課金武器の短刀、めちゃくちゃ綺麗~!実際に見るとエフェクトがかかっていて、それも素敵。
ヘリックス・クレジットは課金しないと手に入らないみたいだけど、『鍵』ポイントを貯めれば交換所でも交換できるようなので、毎週こつこつウィークリーをやってポイントを貯めて、いつか手に入れるんだ。
織田信長討伐の陰謀と奈緒江の葛藤

交野城へ赴くと、明智光秀は茶の湯を用意して待っていた。奈緒江は警戒しつつもその席に座る。光秀が茶を立ててくれたが、毒を警戒しているのか、奈緒江は光秀が口をつけるまで決して飲まなかった。かしこいねぇ~。

口をつけている時もこの顔である。警戒心 MAX の猫みたいになっとる。
明智光秀との会話は、奈緒江の交野での働きを労うことから始まった。交野での働きというと、井戸良弘を倒したことで間違いないだろう。光秀もあいつを見つけ出すのに苦労していたらしい。
ん?話が妙な方向になってきた……?明智光秀も百鬼衆を探しているということ?ということは、もしかして明智光秀の主君である織田信長も?そもそも、この会の目的は?そんなことを言うために?もしかして織田信長と手を取り合う展開もワンチャンある?
などと思考を巡らせていると、明智光秀は単刀直入に用件を伝えてきた。

「織田信長を、討て。」
あ、これ謀反の誘い?陰謀への巻き添え?奈緒江みたいな存在は、失敗しても成功しても都合が良い。抱えるもよし、切り捨てるもよし、何にでも使える。
怪しすぎる~~~。なぜ自分の兵でやらないので?と訊いてみたが、あくまで奈緒江は保険であり、明智光秀たちは外から、奈緒江はあらかじめ侵入しておいて中から、それぞれ織田信長の首を狙う算段らしい。

微塵も信じてない奈緒江。
大体、明智光秀ほどの権力者が、たかが小娘ひとりに声をかける理由がない。もっと良い忍いくらでも用意できるでしょ。SSR 忍みたいなやつ。虹色の。絶対、罠だよ。
なおも訝しむ奈緒江に対して、明智光秀はあるものを見せてきた。