前回のあらすじ
ポートキーで飛ばされた先にある謎の廃墟を探索していたら、グリンゴッツ銀行の特別な入り口に辿り着いた主人公とフィグ先生。ポートキーがそのまま銀行の鍵だったようで、12 番金庫という 200 年間誰も訪ねてこなかった金庫に入ったものの閉じ込められてしまった。果たしてここから脱出することはできるのか。
というところから、今回のお話はスタート。
うごくせきぞう が あらわれた

グリンゴッツ銀行 12 番金庫から続く暗闇を、主人公にしか見えない光を辿っていく。覚えたての『ルーモス』で暗闇を照らして進んでいく。この暗闇、実は『レベリオ』で照らすとちょこちょこ宝箱が置いてあることがわかる。

さらに進んでいくと空から多数の石像が降りてきた。みんな剣を構えている。ちょっと多くない……?ワンチャン味方だったりしない……?

そんな希望も虚しく、普通に襲いかかってきた。問答無用って感じ。危ない!!魔法使いは近接攻撃に弱い!!と思った、その瞬間。

主人公がプロテゴを唱えて身を守った!キミ、そんなのいつ覚えたん?魔力を飛ばす基本的な攻撃が出来て、プロテゴは元々マスターしてたっぽい。さらにこの銀行に来てから『レベリオ』と『ルーモス』を一瞬で覚えた。しかも謎の光が見える……?主人公、いったい何者……?
暴れん坊フィグ将軍



こちらがプロテゴで攻撃を弾いている横で、フィグ先生が大暴れしていた。敵を引き寄せては粉々にし、浮かせては吹き飛ばし、ちぎってはなげ、ちぎって鼻毛していた。さ、さすが先生~~~!!!

先生にばかり任せてもいられないので、こちらは名前すら無い通常攻撃魔法で敵の体力をちょびちょび削っていく。せめて魔法を放つ時のスタイリッシュさで勝負するしかない。老人にはないキレの良さで魔法を シャッ!! シャッ!! と撃っていく。ポーズも素敵だ。
ふたたびの闇、孤独な戦い

石像たちを倒すと再び闇の中に放り出された。そばにいたフィグ先生もいつの間にか居ない。まったくも~、このタイミングで迷子かよ~。先生しっかりしてくれよ~。居なくなってしまったフィグ先生は追々探すとして、代わりに謎の光が着いてきてくれるので、光の射す方へ向かう。
さらに奥へと進んでいくと、またもや石像が現れた!どんだけ現れんのよ!今度は先生も居ないし、腕試しってわけね~。やってやろうじゃねえか!砂にまで戻してやんよ!

と、ここで天才疑惑のかかり始めた主人公、プロテゴで敵の攻撃を弾いた後にチカラを入れると別の魔法が出ることを発見。魔法の名は『ステューピファイ』。タイピングが少し難しい厄介な魔法だ。
『プロテゴ』といい『ステューピファイ』といい、なんかキミ突然撃つな。前もって習っておいたのかもしれないけど、こんな戦闘用魔法ばかり教えられていたのか……?
ステューピファイが命中した敵は数秒間麻痺するということで、戦闘の基本的な流れは『プロテゴ』で攻撃を弾いて『ステューピファイ』で敵を麻痺に、その間に魔法弾を撃ち込みまくるという一段回上のステージへ。
余談になるけど、この『ステューピファイ』はターゲットロックしていないと、主人公が向いている方向の敵に飛んでいく。特に攻撃してきた敵に飛んでいくわけではない。その結果として、後ろや横からの攻撃を防いで撃った『ステューピファイ』が関係ない敵を延々と麻痺させていて、ちょっと笑ってしまった。
痩せ型とぽっちゃり型の古代魔法使い


暗闇の最奥にはまたもや魔法のゲートがあり、奥にはさらに部屋が広がっていた。


広大な部屋には水盆があって、謎の小瓶が浮いている。躊躇いながらもそれを手に取る主人公。意匠が細かくてめちゃくちゃ良い小瓶だ。中身がなくなったら欲しい。

と、ここで離れ離れになっていたフィグ先生が登場!ちょっとタイミングが良すぎる気もするけど、たまたま、偶然ですよね!ね、先生?どこで何をされていたんですか?今度聞かせてくださいね!

先生によるとこの水盆は『ペンシーブ』という魔法道具で、下記の誰かの記憶を見られるらしい。主人公から受け取った小瓶を開けて、中に入っていた白く光る謎の液体をペンシーブに落として誰かの記憶を見てみることに。


するとそこには、スマートで背の高い魔法使いと、ふくよかで愛嬌のある魔法使いが写っていた。魔法で部屋を作っている!お洒落!魔法とは言え、抜群の建築センスをしている。多分 Minecraft も上手だと思われる。


ふたりは古代魔法の知識を封印したようなことを話している。そして、それを受け継ぐにふさわしい者が現れてこれを見つけるだろうと。そしてどうやら、その知識を受け継ぐにはこのふたりが用意した試練を乗り越えていく必要があるらしい。
ペンシーブとこの古代の魔法使いたち記憶は、古代魔法を受け継ぐ可能性がある者への道標として残されていたっていうことだろうか。

フィグ先生曰く、主人公の見ていた謎の光はどうやら古代魔法の痕跡らしい。そして、その知識のために奥さんのミリアム夫人も、ドラゴンに食べられてしまったジョージも命を落としたのだろうと。
主人公の見える謎の光が、古代魔法の謎を解く手がかりになるかもしれない。
小鬼のランロク襲来

そんなことを話していると、反乱を起こしてニュースになっている、ゴブリンのランロクが金庫に入ってきた。勝手に入るんじゃないよォ!!しかも傍らには怪しい腕輪を付けていた人相の悪い警備ゴブリンも居る。テメェのせいか!!おぉん!?

ランロクは開口一番、ここで見つけたものをすべて寄越せば無事に帰してやると言ってきた。交渉が下手か?もっと会話の機微を楽しんだらどう?

威圧的かつ理不尽なランロクの登場で場が張り詰めている最中、我々を閉じ込めた受付ゴブリンがランロクに控えめに楯突いていた。そういえば受付ゴブリンはランロクたちがこの金庫に入ってきた時も「困りますぅ~。」みたいな感じで止めていた。ならず者はそんなことでは止まらないが、一応銀行家として職務を全うしようとしていて、とても好感が持てる。

ランロクは当然そんなこと聞くわけもなく。苛立ちなが受付ゴブリンを魔法で浮かせて、床に叩きつけていた。見たところ血も出ていないし原型は留めていたけど、無事だろうか……。
光きゴーレムの登場

ならず者ゴブリンであるランロクの要求を、フィグ先生はきっちりとはねのける。さすが俺たちのフィグ先生!!杖も取り出して戦いも辞さない構えだ!!
と、ここでランロクがひと言。
「貴様の連れている、その若い方。使えそうだな。」

おそらくランロクは、主人公が古代魔法の痕跡を見れるということに気づいている……!やばい!これにはふたりもびっくり。思わずこの表情である。

バレてるとあっちゃあ一刻の猶予もない!先手必勝!とばかりにフィグ先生が放った魔法は、ランロクの片手で受け止められてしまった。そしてそれだけではなく、ランロクは魔法を受け止めつつもう片方の手で攻撃に転じてきた!隙きを生じぬ二段構え!?
こいつ、ジョージの考えていたようにただのゴブリンじゃないぞ!頭も切れるようだし、強さも持ち合わせている。大いなる脅威だ。

ランロクを吹っ飛ばすつもりが、逆にふっ飛ばされてしまったフィグ先生と主人公。すると部屋が波打ち、光る巨人が現れた!えー、何こいつ!?防衛機構的なやつか!?めちゃくちゃ光っとる。光き巨人だ。
た、助かる~~~!!!鍵の持ち主の我々を助けに来てくれたのか!?良いぞ、やっちまえ!!小さなゴブリンなんていちころだ!!

魔法の巨人とランロクたちの戦いが始まった。
巨人は光ることにエネルギーを使いすぎているのか意外と動きが鈍く、剣の AIM も甘いのか狙いが不明瞭だ。こ、こいつ全然使えねえ!弱いと言っても過言ではない!ちょっと頼もしいと思ったのが馬鹿だった!ランロクたちも離れて魔法を撃ち込んでおり、いくら巨人が大きいと言ってもこのままでは倒されるのは時間の問題のように思える。

しかし巨人は良い囮にはなってくれている。ランロクたちが巨人と戦っている間に、主人公はまたしても魔法の門を見つけたようだ。向こう側は森のような景色が写っており、明らかにこことは違う場所。とにかく今はここに逃げるしか無い。

フィグやんを呼び寄せて、二人で魔法の門へと飛び込む。
ついにホグワーツ到着

到着した先は暗い森。先ほどとは打って変わって静寂に支配されている。どうやら別の場所に上手く逃げることができたっぽい。ここは一体……?と辺りを見回していると、フィグ先生には、ここがどこだか分かっている様子。

何はともあれ、無事にランロクたちから逃げられ、古代魔法のヒントも得ることができた。まだまだ謎が多いけど、今はフィグ先生に着いていこう。



この森を抜けた先には、ホグワーツ魔法学校が待っているのだから。
さいごに
というわけで、今回のお話はここまで。
ただホグワーツ魔法学校に向かうだけなのに、とんだ大冒険になってしまった。ここでやっと『Hogwarts Legacy』のタイトルコールになるのだけど、こうして振り返ってみると結構ボリュームのあるプロローグだった。
色々気になることが山盛りだけど、まずは学校だ!はやく魔法の授業が受けたい!友達できるかな~。