2023 年 2 月 10 日に発売された『Hogwarts Legacy (ホグワーツ・レガシー)』
Avalanche Software が開発し、Warner Bros. Games の Portkey Games レーベルから発売された、世界的な大人気作品『ハリー・ポッター』の世界を舞台にした話題のゲームです。発売から約 2 週間で世界販売数は 1,200 万本を突破し、売上は 8 億 5,000 万ドルを達成。まさに魔法のような大ヒットの記録している様子。
自分も魔法学校に入りたいと思いながらも、なかなかタイミングが合わず、次々と魔法学校に転入していくフレンズを横目に涙を流していたわけですが、ついにやってきましたよ奥さん!ついに、この、歴史に名を残す偉大な魔法使いの卵がホグワーツに転入してきましたよ!

─── 後の偉大な魔法使い、Ume Sasaki である。
いざ魔法の世界へ

物語の始まりはロンドンの路地裏から。主人公は 5 年生からホグワーツに途中入学するところで、それまでの遅れを取り戻すためにフィグ先生に特別授業を施されていた様子。マジ助かる。手厚いサポート。

そんな「既に恩師」で有名なフィグ先生と落ち合って、さあいざホグワーツへ行こうというシーン。もうこの時点でフィグ先生好きだ。可愛いお爺ちゃんという印象。チャーミングだ。そして漂う英国紳士感。まだ出会って数分だけど、心はいきなり懐いてしまった。

先生と他愛無いおしゃべりをしていたら、突然謎の紳士が現れた。どうやら「姿現しの呪文」というものを使って来たらしい。実はハリー・ポッターのシリーズをすべて見ていないのでよく分かっていないが、ドラゴンボールでいう瞬間移動のようなものっぽい。ヤードラット星で会得するあれね。

この謎の紳士はジョージ・オズリックさん。魔法省の高官らしい。何故このタイミングでここに現れたのかよく分からないが、場所を変えて話そうという流れで一緒に馬車に乗ってホグワーツに向かうことに。ハァイ、ジョージィ。


冗談を交えながら気さくに話しかけてくれるジョージ。ニコニコしながら馬車に乗ろうとしたものの、ふと何かに気づいたのか、その笑顔を引っ込めてたのが印象的なシーンだった。もしかして昔は勘の良いガキで有名でしたか?

そうして馬車が飛び立ったあとには、謎の紳士 B の姿が……。ジョージはこいつに気づいていた?いやでもジョージが見ていたのは馬車の前方。そして謎の紳士 B は馬車の後方から現れたように思えるので違うか……?
謎の鍵と逃げ出したゴブリン

ジョージが「ところでこの若者はどなた?」と問うてくるので、空飛ぶ馬車で自己紹介を交えながらトークタイムへ。俺を知らんのか?この未来の大魔法使いを?
主人公は 5 年生からホグワーツに途中入学するものの、これはかなり異例のことのようで、フィグ先生もジョージも聞いたことがないという。何故異例の途中入学することになったのか気になる。ものすごく気になる。ストーリーを進めていけば判るかな?

自己紹介も一段落ついたところでジョージが取り出したのは新聞。なんでも、ランロクというゴブリンが反乱を起こしているとのこと。「小鬼」と書いて「ゴブリン」と読む。
魔法界ではこのランロクの危険度を測りかねているようで、魔法省は彼をあまり危険視していないが、ジョージの意見はそれとは異なる様子。ランロクを大いなる脅威だと考えているようだ。賢い。


そして、そのランロクについて警告してきたのが、今は亡きフィグ先生の奥さんであるミリアム夫人とのこと。

ミリアム夫人は亡くなる直前に、魔法省がランロクをマークしているか気にしていたようで、ジョージがその手紙に返事を書く前に追加で謎の筒を送ってきたらしい。五月雨で失礼致します~つってな。たが、それには手紙も添えられておらず、急いで送られてきたものだろうというのがジョージの見解だった。

フィグ先生も「ランロクの手から守ったのだろう」と言っている。

しかしこの筒、どうやら強い魔法がかかっていて開けられない様子。フィグ先生曰く、ゴブリンの金属で出来ているっぽい。一体これは何だ……?猿の手か……?知育玩具みたいに何処かをスライドして開けるのか……?と大の大人がふたりで首を傾げていると

主人公「この、光は?」
はい、キター!主人公の特殊性が早速お目見えしてきたー!見えてるものは当然誰でも見えると思って、純粋に質問している主人公。それが自分にしか見えないとは思いもよらず。



ゴブリンの金属で作られた謎の筒は、主人公が持つと光が走ってあっさりと開いた。光がなー!見えちゃうとなー!やっぱこうなるよねー!見えちゃったんだよねー!なんか意味深な光がー!
そして中からは謎の鍵。今のところ謎だらけ。謎が謎を呼ぶ展開。

一体これは……と手に取ろうとしたものの、フィグ先生から何が起こるか分からないから安易に触るなと止められた、とその次の瞬間。
ドラゴン襲来

突然のドラゴン。一瞬で馬車の後ろ半分が噛み砕かれてしまった。ジョージは!?ジョージはどうなった!?
余談だけども、ドラゴンが出てきた時、咄嗟に「竜だ!!」と言ったら「ドラゴンな?」と訂正されました。ファンタジー世界ではドラゴン。竜じゃないです。ここテストに出ます。ホグワの編入試験にも多分出ます。蛍光ペンでマークしておいたほうが良い。

馬車は半壊、風通しも良くなって、ジョージの安否は不明。シートベルトはなし。突然の手汗。早まる動悸。高まる鼓動。

そしてドラゴンのお口に収まっているジョージ!!生きてるっぽい!!ジョージっぽい足が見えるぞ!!
と、次の瞬間。


とんでもねえ事になった。ジョージはやられちまったんか……?これで出番終わりか……?まだオープニングやぞ……?ジョージ……おれジョージのこと嫌いじゃなかったのに……。

ジョージの死を目の当たりにして、思わず異様にアーノルド・シュワルツェネッガー似になってしまう主人公。
さっきまでの、どこか幼さの残る顔とは打って変わって、この一瞬で一気に大人びた雰囲気に。目の前で人が、竜……じゃなくて、ドラゴンに噛み砕かれれば、それも無理からぬ事。ホグワーツに入ったらまずはカウンセリングが必要かも知れんね。

なんつってたら、なんかドラゴンが炎を吐こうとしている。追い打ち禁止だぞ!!ジョージを噛み砕いて得た油分で炎を吐こうってのか!!よくそんな恐ろしいこと思いつくな!!この人でなし!!人の心がないのか!!恐ろしいやつだよまったく!!

吐いた。罵倒してみたけど言葉は届かなかった模様。所詮は空飛ぶデカいトカゲか。一匹残らず駆逐してやる。心臓を捧げっからな!!覚えとけよ!!

とは言え今は空中で大ピンチなう。魔法使いと言えども箒がなければ飛べないんじゃない!?これからアタシ、どうなっちゃうの~~~!?と思ってハラハラしていたら、フィグ先生が物を引き寄せる魔法「アクシオ」で鍵を引き寄せて何処かにテレポートした。
ちなみにドラゴンはきっちりととどめを刺しに後ろから追いかけてきており、あわや食われる寸前というところで危機を脱した模様。こんな油断なく詰めてくる相手久し振りに見たな。魔王とかですら序盤は詰めを誤って主人公見逃したりするのに、このドラゴンはきっちり仕事するタイプ。
後から分かったことになるけど、この鍵は「ポートキー」と呼ばれる、別の場所に転移する鍵で、それによって主人公たちはドラゴンから逃れられたようだ。ただ、この時点ではこれがポートキーであるとは知らず、単に鍵が落ちてしまったので引き寄せた……という流れだった。
もしこれがポートキーじゃなかったら、そのまま食われてませんでした……?先生……?こっち見て、先生。
おわりに
そんなこんなで、やっと遊び始めることができた『Hogwarts Legacy (ホグワーツ・レガシー)』
まだタイトルコールすら出てこないオープニング中ではあるものの、すでにハリー・ポッターの世界観が抜群に描かれていてワクワクが止まらんね状態。ホグワーツ魔法学校にすら着いていないし馬車も失ってしまったけど、俄然先が気になっている。
それでは、また次の記事で。