前回のあらすじ
『アサシンクリード シャドウズ』ついに発売!
日本が舞台の最新作を初プレイ。過去の記憶を追体験するはずが、突然のノイズと「あなたは騙されている」の警告が……。
物語は異国の戦士ディエゴの記憶から始まる。弥助として織田信長に見出され、半年後には側近に。そして伊賀忍者との戦いへ。
しかし、弥助の記憶には「再生できない部分」があるらしい。一体何が隠されているのか。

奈緒江の物語

AI っぽいやつが次に見せてきたのは、少女 『奈緒江』 の記憶。前回出てきた 弥助 と 奈緒江 が今作のダブル主人公だ。
記憶の冒頭から、村がめっちゃ攻め込まれている。これは弥助の記憶で攻め込んでいた村を一緒だ。やっぱりあれが奈緒江の住んでいる村だったのか。
すでに弥助の記憶を見ているのもあるけど、どう見ても村はもう駄目っぽい。多勢に無勢すぎるし、まず、ほとんど燃えている。馬鹿みたいな感想だけど、古今東西見渡しても、ほとんど燃えている村が助かったのを見たことがない。
敢國神社の隠しもの

奈緒江はお父に連れられて 敢國神社 (あえくに じんじゃ) へ向かうことに。そこに何か大事なものを隠しているらしく、奈緒江はそれがなにか知らない。お父は奈緒江に隠し事をしているようだが、今はそれを話している場合ではなさそう。
ちなみに、ここは伊賀忍者の里。
敢國神社 は三重県伊賀市にある神社で、伊賀国の一宮 (最も格式の高い神社) とされていて、平安時代に編纂された『延喜式神名帳』にも記載されている由緒ある神社らしい。いつか行ってみたいリストに加えよう。
噂の百地三太夫とアサシンブレード

神社に向かっている途中で、 奈緒江 とお父は元気な老人 『百地三太夫 (ももち さんだゆう)』 と出会った。あなたが噂の百地さん? 織田信長 が探してましたよ。
信長をもってして、「彼を倒せば伊賀は刀をなくしたも同然」と言わしめる存在。見た目からその凄さは分からないものの、きっと凄いのでしょう。今風に言うと伊賀のキーパーソン。
モモチーはここで 織田信長 の軍勢を迎え撃つという。敢國神社 に向かっていたはずのお父も、それを聞いて 百地三太夫 と共に行くという。神社は!?

お父は 奈緒江 にアサシンブレードを託して、 敢國神社 の古墳に隠してある『箱』を守れと命じた。アサシンブレードが古墳に入るための鍵になっているらしい。お洒落か。
ここ、本当は 奈緒江 についててあげたかったお父の気持ちがよく分かる、良いシーンだった。これからも随所に表れるのだけど、お父は 奈緒江 を本当に大切にしていて、 奈緒江 もお父を慕ってまっすぐ育っているのが見て取れる。
お父は奈緒江を心配しながら、古墳で会おうと約束してくれた。それほどまでに箱が重要なのか。何が入ってるのか気になるぜ。歴代のアサシンクリードをプレイしてきた人は中身の見当がついてるっぽい。
なにやら重要な箱

古墳に到着した奈緒江は、アサシンブレードでその扉を開く。かっけー!これアサシンのマークじゃない?ちょっと和紋ぽくアレンジされてて素敵。これにアサシンブレードを刺して回すと、石の扉が開くって寸法よ。

中は暗くてちょっと怖かったけど、すぐに箱が置いてあった。朱色の箱だ。古来の日本において、朱色は特別な色。歴史を感じる古い箱だけど、それだけでこれが何か重要な箱っていうのが分かる。
奈緒江は箱を手に取り、お父から言いつけられた役目をやり遂げた嬉しさから息を弾ませ、笑顔すら見せて、振り返って古墳を出ようとしたその時……

デデドン!
一瞬、敵か味方かわからなかったけど、このタイミングで出てくるってことは多分敵やろなと思っていたら、箱を巡って揉み合いになった。て、敵だ!確定だ!
奈緒江も奮闘して仮面を剥ぐものの大の男には敵わず、鬼の持っている刺々しい棍棒のようなもので顔面を殴られてしまった。エグい。奈緒江の顔が血まみれになって意識を失ってしまった。エグい。
箱ゲットからロストまで体感 2 秒であった。

ちなみに謎の男は箱の中身をめっちゃ普通に見ていた。見ると何かが起こる系ではないらしい。
箱の中身を見て、男は「これで、歴史が変わる」などとのたまっていた。そんな小さな箱に、歴史が変わるような何かが入ってることあるー?中身、気になるぜ。
とみという女性

意識を失った奈緒江はお父に助けられ、朦朧としながら月夜を馬で駆けていく。お父は自身の秘密に奈緒江を巻き込んだことを悔やみ、奈緒江はお父に任された箱を奪われてしまったことを悔やんでいた。悔み親子。
父は奈緒江を 『とみ』 という女性の元に運んだ。ここまで来ればもう大丈夫だと奈緒江を励ましながら、馬を走らせた。しばらくして、奈緒江が意識を取り戻すと、そこは とみ の屋敷だった。

とみ の話ではお父も怪我を追っていて、大変な状態でここまで辿り着いたらしい。今は深い眠りについており、この先苦しむだろうが、ひとまず命に別状はないとのこと。
この、 とみ という女性。お父のことを 「正保殿 (まさやす どの)」 と呼び、深く詮索してこない。母とも違うこの女性は、お父とどういう関係なのか。普通にただならぬ関係っぽい空気が出ている。昔って、妾や愛人が今とは少し違う意味で、そういう文化があったっぽいわよね。詳しくないけど。
奈緒江もちょっと複雑そうだけど、そんなことより今は箱。箱が重要。父の大事なものを必ず取り返すと、奈緒江は息巻いている。

手がかりは奈緒江が剥ぎ取った仮面。とみはこの仮面を 『交野 (かたの)』 で見たと言う。奈緒江は今から 交野 の城に行って、奪われた箱を取り返してくるらしい。血気盛んな娘さんだこと。
余談: 交野城とは?
交野城は、交野市内にあったとされる城ですが、現在は明確な遺構は残っていません。交野市周辺は、戦国時代に河内国の要地であり、畠山氏や三好氏などの勢力が支配を巡って争った地域でした。交野城がどの勢力に属していたかははっきりしませんが、一時的に砦や館のような形で機能していた可能性があります。
はじめての暗殺

ここで初めてアサクリっぽい潜入パート!これこれ~!これがやってみたかった!忍び込んで敵を倒していく、そのひと通りの方法をチュートリアルで学んでいく。鷹の目便利すぎワロタw

奈緒江はまだ赤ちゃんアサシンなので、こんな小さな城でも普通に難しかったが、なんとか箱を奪ったあいつを撃破!特別な標的だったからか、暗殺するときの演出がドラマティックだった。
絶体絶命

箱を奪い返してルンルン気分で帰路に着く奈緒江。これでお父も喜んでくれるはず。すべてが丸く収まる。元通りだ。
とは行かず。

奈緒江は撃たれて倒れ込んでしまった。腹を貫通している。これは絶体絶命。

痛みに呻く奈緒江に、敵が近づいてくる。あれ、お前!?さっき奈緒江を殴ったやつ!?じゃあ、さっき暗殺したあいつは別人か?間違えちゃった?
と思ったけど、奈緒江を殴って箱を奪ったやつとは別人の様子。よく見ると兜や鎧が違う。でも面が一緒なので、同じ一派っぽいな。親玉か?
敵は奈緒江の足を思い切り踏みつけて、へし折ってきた。おいおい、やり過ぎじゃねーか?もうこっちは腹に穴が空いてるんだぞ?どうせ動けはしまい。足まで折らんでも。

怒涛の展開にすっかり引き込まれていたけど、奈緒江を撃った女と、足を折った男が別人なのもやばい。敵がふたり居る。
ふたりとも奈緒江の敵であることは間違いないが、箱を巡って牽制し合っている。な、何が入ってるんだ本当に。そんなに重要なものなのか……?
もはや、ここから奈緒江が助かるすべはない。さすがにない。箱は確実に奪われるだろうし、命すら助かるのかあやしい。どうなってしまうんだ。

と、思いきや、ここでお父登場!
2 対 1 でも負けぬ立ち回りを見せて、奈緒江の足をへし折った奴の耳を切り落としていた。ざまーみさらせ!へぐなちゃこが!
ていうか、お父強い。強くてカッコいい。こんなに強かったのか。
忍びフェスティバル開幕

怪我が治りきっていないお父もつらそうだが、気丈に箱と奈緒江を守ろうとしている。先程の立ち回りと良い、もしかしたらこの場を切り抜けられるかもしれない。
余談だが、奈緒江を撃った女は、お父にやられた時に「メルダ!」と吐き捨てていた。意味は「くそ!」で、これはポルトガル語っぽい。こいつ、日本人じゃないのか……?こういうのは、オプションでポルトガル語を ON にしていたらすぐ聞き分けられたんだろうな。
話を戻して、「箱はうぬらの物ではない」と言い放ったお父に対して、また別のやつが現れた。

「その通り、わしのものじゃ」と言いながら。
いや、違うが?というか、あなたはどちら様?さっきのふたりの仲間?仲間っぽいね……みんなお面つけてるもんね……。味方であれよ……。

おいおい、一筋光明が消えていくぞ?と思っていると、まだ出てくる!次々出てくる!
\(^o^)/オワタ
このシーン、絶体絶命でシリアスな場面なんだけど、音楽がやけに軽妙で、しかも忍びってこんな多様な面で勢揃いしないでしょって感じで笑ってしまった。海外のイメージするトンチキな Shinobi って感じがして良かった。味がある。

お父は奈緒江に微笑みかけ、敵わぬとわかっている敵に向かっていった。
父の最期

お父は死力を尽くしたものの、撃たれ、切られ、貫かれ、地に伏した。とどめを刺されることもなく、苦しませるために息絶えるまで放置された。
箱はもちろん奪われ、持ち去られた。

奈緒江 は折れた足でお父を呼びながら、這っていった。何度も何度もお父を呼んでいた。ようやくお父の元にたどり着くと、お父はたくさんの隠し事をしていたことを奈緒江に謝った。
お父は奈緒江に、ふたつの教えを残した。刃に従うことと、笛を吹くこと。ふ、笛を……?そんなに重要なことか……?
そして最後に、いつでも共に居ると言い残して、目を閉じた。あたりには奈緒江の慟哭が響き渡っていた。
まとめ
お父……。
弥助の記憶も面白かったけど、奈緒江の記憶は感情を揺さぶられた。短い時間でも奈緒江が本当にお父を好きで、尊敬しているのが見て取れたし、お父も奈緒江を大切に思っているのが伝わってきた。
プレイヤーである自分も、奈緒江のように、お父を好きになっていた。許すまじお面の集団。ちょっとズレた忍者感出しやがって。
