前回のあらすじ
奈緒江の記憶が明かされ、彼女の村が襲撃される。父とともに敢國神社へ向かうが、途中で百地三太夫と出会い、父は戦いに参加することに。奈緒江はアサシンブレードを受け取り、神社の古墳に隠された「箱」を守る使命を託される。
古墳で箱を発見した奈緒江だが、謎の男に襲われ、激闘の末に意識を失う。父に助けられ、とみの屋敷で目を覚ますが、父も負傷していた。奪われた箱を取り戻すため、奈緒江は敵の拠点交野城へ潜入し、初めての暗殺を遂げる。しかし、逃走中に撃たれ、足を折られ絶体絶命に。
そこへ父が駆けつけ奮戦するも、多勢に囲まれ、壮絶な最期を迎える。奈緒江は絶望の中、父の言葉を胸に新たな決意を固める――箱を取り戻し、父の遺志を継ぐために。

目覚めた場所は見知らぬ寺
お父が殺されて、気づけば奈緒江は見知らぬお寺に居た。目覚めた時に小太り子どもが「ひぃぁ~!」みたいな気の抜けた叫びを上げて、ひょいっと逃げていったのが可愛かった。微妙にトロそうで好感が持てる。


奈緒江は宗元 (そうげん) という僧に拾われて、槇尾寺 (まきのおてら) という寺で目覚めた。さっきの子どもは順次郎 (じゅんじろう) というらしい。順次郎はあれだね、大人になったらどういう顔になるのか、もう分かるタイプの顔してるね。
荒れ寺に息づく美しさ


この寺がもう、めぇ~っちゃ良い!この地域も例に漏れず戦火に巻き込まれたらしく、寺は荒れ寺のようになっていたけど、元は立派な寺だったことがよく分かる。良いお寺だ。趣があって良し。
順次郎との日々


最初は抜け殻のようだった奈緒江も、順次郎と狸の絵を描いたり、岩壁を登ったり、竹を一心不乱に切り倒したりして徐々に元気になってきた。極めつけは順次郎が直してくれたお父の笛を吹いて、奈緒江は己の中の炎を取り戻した。
こんな荒れ寺で穏やかに暮らしてる場合じゃねえ!このままでは、順次郎がちょっと年上のお姉さんの奈緒江に恋心を抱いちまう。そのまま時は流れ、弟みたいに思ってた順次郎が最近妙に男っぽくなって、ドキドキしちゃう奈緒江パートが始まっちまう。こちとらアサシンだぞ。恋愛ゲームはよそでやってくんな。
てなわけで、Let’s 復讐の旅~
旅立ちと別れ


この寺でどのくらい過ごしたか分からないけど、雪の積もる冬から桜の咲く春くらいにはなっていた。すっかり奈緒江に懐いていた順次郎は、別れる時ちょっと寂しそうだった。元気でな。
寺を出た奈緒江は、とりあえずとみのとことに戻ることにした。とみ、無事だろうか。
まとめ
奈緒江は槇尾寺で傷を癒し、順次郎との日々の中で失った心の炎を取り戻した。しかし、穏やかな時間は長くは続かない。父の遺志を継ぎ、奪われた「箱」を取り戻すため、奈緒江は再び復讐の道へと歩み出す。
別れを惜しむ順次郎を残し、彼女はまずとみのもとへ向かうが、そこに待ち受ける運命とは――?
新たな戦いの幕が、今、上がる。
