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アサクリシャドウズ 和田惟武を討て!奈緒江の決意【プレイ日記#18】

目次

前回のあらすじ

悪名高い首切り人・まふじーとの戦いは、意外にもあっけなく終わる。しかし彼が残した手紙から、仇敵和田惟武の居場所が尼崎城と判明!一方、教如さまは異世界風の召喚儀式中?その正体は、AI ガイドが見せる奈緒江の記憶だった!

謎の存在アニムス・エゴも登場し、不穏な未来を示唆する中、ついに奈緒江は初の仇討ちへ!

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いざ、和田惟武討伐へ

尼崎城の前に集結した和田惟武討伐を目的とした一同。生まれ育った地、各々の持つ背景は違えど、今は同じ志を胸に、ひとつのものを目指している。そう、我々は和田惟武討伐ファムと言っても過言ではない。和田ファム。

ところであいつ、あの玄順とかいう滝ボーイが来てないけど、誰か LINE もらってる?来ない系?

ややは「正気に返ったのなら良いが……。」なとど呟いている。こっち向いて言うなや。この期に及んで、ややはこの討ち入りには反対の様子。往生際が悪い。ここまで来ているのであれば、そういう士気の下がること言わないで欲しい。

と、次の瞬間、玄順は来た。ちゃんと来た。玄順!おれ、信じてたよ!よく来てくれた!真の友よ!

玄順はややが居ることに驚いていた。

教如さまがすかさず「ややは山に引きこもり、小鳥と戯れておったのだ。」と嫌味を放つも、即座にややから「そして教如さまに薙刀を教えに帰ってきたのです。」と返されていた。こういうやり取りって仲良しじゃないと出来ないよね。良いね良いね。でもちょっとピリピリムード出すのやめてくれる?判断がつきにくいよ。

奈緒江も思わずこの顔。

ともかく、これで役者は揃った。ややが奈緒江に問う。やめるなら、今のうちだと。ここが引き返せる最後の機会。進んでしまったら、もう戻れない。

奈緒江の心に様々な想いが交錯する。楽しかったこと、辛かったこと、お父の言葉、恨み、つらみ、今までのこと、これからのこと。奈緒江にも迷いの心がない訳では無いと思う。そういう風に見えた。

それでも奈緒江は少しだけ逡巡して、はっきりと口に出して答えた。

「いや、戦う。」と。ここ、めぇっちゃ熱いシーンだった~!!!

この主役級の人物だけゆったり歩いて、周りをモブが追い越していくのよく見る演出~w などと思いながら見た。漫画とか映画見るやつー!そして何故かモブはモブ同士で周りで争い、メイン同士で邪魔されずに戦えるってやつでしょ。知ってんだ。ぼくは詳しいんだ。

戦いの果てに待っていた仇討ちの結末

和田惟武の討伐は一瞬だった。仇の討伐は、強敵との戦いというよりは、物語としての側面が強くなっているのかも。

奈緒江は瀕死の和田惟武に箱の在処を訊いたが、嘲笑うだけで答えなかった。今までの恨みが噴き出すように、奈緒江は和田に刃を突き立てる。その恨みを吐き出す。父をわざと苦しませて死なせた、この男に。

結局、和田は箱の在処を言わず、わざと苦しんで死ぬように刺されて、放置された。和田が奈緒江の父にしたように、今度は奈緒江が和田に同じことした。最後の一撃は、せつない。

ただ、和田もすこし気になることを言っていた。残酷な殺され方をした父の恨みをぶつけた時、「うぬらには似合いの死に様じゃ。」と。まるで奈緒江たち伊賀の者が、それに値するかのような言い様だった。

これ、前も誰かが似たようなニュアンスのことを言っていたような気がする。もしかして、箱は元々伊賀のものではなくて、誰かから奪ったりしてる?

プレイヤーでもあり奈緒江でもある我々は、父を殺され箱を奪われたとしか思ってないけど、もしかして伊賀が先にこの仕打ちを受けるようなことを誰かにしている?

ともあれ、和田惟武は死に、奈緒江の復讐は達成された。

あたりには敵味方問わず死体が転がっている。皆、この戦いで命を散らした者たち。それを目で追う奈緒江の前で、今まさにまたひとつの命が散らされようとしていた。

終わらない怒りと、交錯する想い

玄順が捕らえた敵の首を落とそうとしていた。

奈緒江はそれを止めた。集まってきた、ややと教如さまも止めた。もはや戦いは終わった。これ以上無駄な殺生をすれば、それは織田信長と同じだと。自分たちがやられたことと同じだと、玄順を説得した。

が、玄順は一瞬の隙をついて、結局敵兵を殺させてしまった。恨みを抑えきることができなかった。オメーも格好良いポーズとんなや。

たしかに奈緒江は復讐を果たすことはできた。ただ、その結果、多くのものが命を落とした。心にくすぶる怒りは一向に静まることもなく、皆それぞれに複雑な思いを抱えているような顔をしている。

ややは教如さまに「これで満足か?」と吐き捨てて、どこかに行ってしまった。最初、「なんで教如さまに言うんだ?」と思っていたけど、ややにとっては結局争いをやめなかった教如さまに不満があったんだろうな。ずっと止めてたもんな。

玄順はすれ違いざまに、奈緒江に向かって「お前は我々の血は流させぬと言ったが、結局仲間の血が流れた。」と嫌味を言って去っていった。

こ、こいつ~~~!!許せねえ!!お前が自分の意志で来たんちゃうんかい!!自分で、決めて!!僧も!!大体戦いでひとりも死なないなんてあるかい!!それを終わったあとでぐちぐちと、しかもこんな年端もいかぬ女子に言い逃げ!!さすが仏像ひとつ守れない引きこもりジジイは言うことが違いますなぁ!!一生山奥で猿のように暮らしてな!!二度と里に降りてくるんじゃないよ!!

教如さまから託された “救い”

復讐を終え、教如さまとふたりになった奈緒江は心の内を吐露する。

父が死んで、最初は父がそこら中に居て、まるで抱かれているかのように感じたと。しかし次の瞬間にそれは消え、まるで虚しさに呑まれたかのように感じた。和田を殺せば、それが埋まるかと思った、と。

そんな奈緒江に対して、教如さまは浄土真宗の宗祖である親鸞 (しんらん) 聖人の像を奈緒江に託してくださった。教えではなく、ただ想いを込めて。

その虚しさはすぐに埋まるものではないけど、奈緒江は生きていると。ただ生きているというそのものが、いつか虚しさを埋めるだろうと。

ここ、初めて教如さまが教如さまであると感じたシーンだった。今まで怒り心頭短期坊主にしか見えてなかったけど、ちゃんと坊主らしく、救いを与えることもできるんやな。

教如さまは奈緒江に救いが訪れるよう願い、奈緒江は教如さまがいつかお父上と許し合えるよう願い、そして別れた。またこの先で奈緒江と教如さまの道が交わることはあるのだろうか。

次なる旅路へ

かくして奈緒江の最初の復讐は終わり、あとには虚しさと、いくつかのしこりが残された。あと玄順への怒り。次会ったらただじゃおかねぇぞ。

さーて、次はどこに行こうかな。少しぶらぶらして、鉄砲女でも探そうかな。そうだ、小袖を手に入れて、千利休に茶も学ばないと。

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